こんにちは。最近降り掛かる不幸に動じなくなったCJ(@Captainjacksan)です。
昨日、iPadの液晶を割ってしまいました。修理するにしても買い替えるにしても、数万円の負担になるでしょう。挟んでいた分厚いファイルと一緒にちょっと落としただけなのに・・・。
これは小さな不幸の例ですが、長い人生の中では大きな不幸に見舞われ、絶望的な気持ちになることもあるでしょう。ぼくもありました。
そんな時、心の中でいつも言い聞かせている言葉があります。
人間万事塞翁が馬
人間万事塞翁が馬という言葉があります。
簡単にまとめると、「おじいちゃんが飼ってた馬が逃げたらもう一匹馬連れてきた、その馬に息子が乗ったら落ちて足折れた、戦争起きて若者みんな死んだけど息子は足折れて戦えなかったから生き延びた。何が幸せを呼びこむかわからんね」って内容です。
(うわっ…私の説明、雑すぎ…?)
昔、中国北方の塞(とりで)近くに住む占いの巧みな老人(塞翁)の馬が、胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。
人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。
人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。
しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだという故事に基づく。
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Connect dots. 線と線が繋がる時
アプローチは少し違いますが、スティーブ・ジョブスも、スタンフォード大学卒業スピーチで線と線が繋がるということを言っており、不幸に思えることが長い目で見れば必ずしも不幸ではないことを教えてくれます。
超有名スピーチですので、知っている方も多いでしょう。
降り掛かる不幸も将来享受する幸福の必要経費
若かりし日のアラン・ドロン。詐欺師が好んで自画像として使用していた。
ブログで何回も借金600万円あると書いていますが、ぼくは人生の選択を誤った結果、間違った人間を慕い、秘書として四六時中行動を共にしてしまったことがあります。
その詐欺師がイギリスに留学していたため経費の立替を強制され、年間360日9-3時まで働いていたにも関わらず、給料はゼロ。
殴る蹴る暴言は当たり前。
3時まで働いていたのは、終電で帰宅後、自宅最寄り駅の新宿駅周辺でナンパを強制させられるなどしていたからです。
あとね、ちょっと閲覧注意な内容かもしれませんけど。
タバコで根性焼きはたまに聞きますが、スタンガンで根性焼きされたことあるのはぼくくらいじゃないかな?
スタンガンってね、一瞬だとこの世とは思えない鋭い痛みが走るだけ(だけ?w)で済むんですけど、ほんの1秒くらいでも肌に押し当てられると水ぶくれになるんです。
もちろん診断書を取って裁判の証拠資料にしてありますが、診断書を取ったのは事件から1年後。1年くらいじゃまだ消えないんですね。
スタンガンがイメージできないほぼ全ての人のために、市販の小型スタンガンのハイパワー出力動画置いときます。詐欺師が持っていたのは、当然市場最強クラスの出力を誇る大型タイプ。一回激怒させて「舌を出せ」と言われた時は悔しさに泣きました。
秘書開始から1年半後に精神的軟禁状態から覚醒して逃げ出しましたが、総額1000万円近い借金が残りました。それまでにビジネスで築いたお客様が離れていき、収入が激減していたことも追い打ちをかけました。
現在も法廷で係争中のこの事件については何らかの形で後日公開しますが、その内容はまぁ悲惨です。かなり悲惨なので、陳述書なども含めて事件内容を余すことなくnoteで有料公開するかも。
でもね。
当時の自分の選択には後悔していないんです。
もし彼からの誘いを断っていれば、もしかすると千載一遇のチャンスを無駄にしたと、今ごろになって激しく後悔していたのかもしれません。詐欺師であったにせよ、それほど魅力を感じさせられる相手であったことは確かでした。
身長186cmの筋肉質の男前で、高級ホテルのスイートルームに10年間居住。
日本を代表する億万長者の一人から全幅の信頼を寄せられ(るように見せていた)、有名経済誌上で彼の顔写真で紹介を受けている人物。
ぼくと共通の知人多数。
こう説明すれば、当時この人物から将来取締役にならないかと話を持ちかけられた若き日のぼくの気持ちも少しはわかってもらえるのではないかと思います。
詐欺師は自分をよく見せるプロ。騙されてはいけません。もちろん、自戒を込めて・・。
当時の選択に後悔していない究極の理由
精神的・肉体的・金銭的にこれだけ散々いじめられたにも関わらず、いまはある程度気持ちの整理ができています。
理由は簡単、ぼくの人生で究極の塞翁が馬が発生したから。
これまで書いてきた通り、ぼくは昨年理想像にほど近いかわいい系のフィンランド人女性と結婚することができました。出会いの手段はナンパです。
愛妻。フィンランドで婚姻届を提出する直前、妻の地元のバーにて
ん?ナンパ?
と、ふと思いを巡らせます。
今でこそ当たり前のようにできるようになっているナンパですが、当然昔はできませんでした。
あの時、奴に業務としてナンパを強制させられていなければ(もちろん自分のためじゃなくて、奴に紹介するためにね)。
自費で10万円以上払い、ナンパ塾へ行かされていなければ。
失敗すると殴打される恐怖をモチベーションに、必死で電話番号を聞き出す日々がなければ。
女の子の家まで30分も並行し、結局連絡先すら聞けずに翌朝の罰を思い嗚咽した経験がなければ。
帰宅まで30人に断られ、31人目で電話番号を聞け安堵した時の気持ちを知らなければ。
今でもナンパスキルを持ち合わせておらず、理想とする女性とは出会えていなかったかもしれません。
人間万事、塞翁が馬。
いま思えば、1年半前に一人佇む妻に話しかけたあの瞬間こそ、これまでの、そしてこれからの人生で最も辛いであろう、無給とモラハラ、そしてスタンガンに涙した1年半が報われた時だったに違いありません。
まとめ
いま、人生で最も辛い毎日を過ごしている方へ。
安心してください。希望を捨てずもがきながらも努力するあなたを、この世は決して見捨てません。希望を持って明るくいられる限り、その時間は必ず未来へ繋がるはず。
「人間万事塞翁が馬、降り掛かる不幸も将来享受する幸福の必要経費」。この言葉を胸に。きっと少しは心が楽になるはずです。
・・・と、これで終わってしまうのは楽なんですけども。
「希望を持って明るくいられる限り、その時間は必ず未来へ繋がるはず」? じゃあ俺やっぱダメじゃん、人生に絶望してるし引きこもってるしと思う人もいますよね。そういう方に向けてのメッセージも書かせていただきます。
もし、人生に絶望し、何に対しても卑屈になってしまったら。
鬱屈した姿勢では、残念ながら人生がポジティブに変わることはありません。人生、そこまで甘くはないんです。ですので、唯一かつ最大のアドバイスをさせてください。
まず、外に出ましょう。
環境を変えることはクリティカルに大切です。環境が全てと言っても過言ではありませんので、全力で環境を変えましょう。
ぼくは詐欺師の束縛から逃げ出したその日、久しぶりの自由の身で家の前の道路から見た青空の美しさに心打たれました。
そこは六本木でしたので、絶対的にはそんなに美しいわけじゃなかったのかもしれません。きっと、高知の田舎で見る青空のほうが美しいでしょう。でも、その時自由を得たぼくにとっては、それまでの人生で最も美しい景色に見えたんです。そう、かつて見たエチオピアの絶景よりも。
塞翁が馬の法則を享受するなら、新しい自分に生まれ変わりましょう。
小さくても、大丈夫。まずは、その一歩から。
エチオピアの絶景。地獄の束縛から解放後に見た六本木の青空は、当時心打たれたこの絶景の何倍も美しかった