こんにちは、2016年10月に妻の故郷フィンランドに移住したCaptainJack(@CaptainJacksan)です!
はあちゅうさんの「電話はかけてこないで」はあちゅうが考える新マナーという記事の中に、「電話は時間のレイプ」というなかなか衝撃的な表現がありました。
僕は電話が嫌いだと10年以上前から言いつづけてるんですが、これほど的を射た表現を見たのは初めて。この3つが、僕が思う嫌な電話の条件です。
- 他人もしくは知らない相手から
- 電話である必要のない用件で電話され
- 時間と楽しい気持ちを奪われること
特に、いつでも誰にでも連絡といえばまず電話したがるおじさんたちに向けて、若者の感覚を伝えるとともに、一言物申したいと思います!
電話は時間のレイプ!同じ理由で10年前から電話嫌いやったけど、これほど的を射た表現は初めてみた。マジでこの通り。今度から使おう! https://t.co/XdBnYmcnSx
— CaptainJack@フィンランド在住 (@CaptainJacksan) 2017年3月21日
目次
電話は相手の時間を奪う、自己中心的な行為である
著名な方々が電話に対して苦言を呈しているので、その発言を見てみたいと思います。
はあちゅうさんの場合
先ほどの記事から、該当箇所を引用します。
知人がネット上で電話のことを「時間のレイプ」と例えていましたが、私もこの考え方に賛成です。というのも、相手の都合で自分の時間を突然搾取される、そんな電話の乱暴さがとにかく苦手なんです。
集中して原稿を書いているときや家族との団らん中に突然電話が鳴ると、それだけでテンションが下がり、親しくもない相手の都合に無理やり付き合わされた気になります。何の権利があって、私の時間に踏み込んでくるんでしょうか。
家族と恋人とクロネコヤマトさん以外からの予告のない電話は不快です。最近はどこかから勝手に番号を手に入れていきなり電話してくる人もいますが、私にとって、突然の電話は、突然家に来られるのと同じくらいぶしつけに感じます。
まぁ、この通りなんですよ。
特にはあちゅうさんは物書きですから、執筆中に電話が鳴るとかほんと邪魔でしかないと思う。
田端信太郎さんのケース
LINE取締役田端さんも、電話が失礼になり得る理由についてツイートされています。
電話がなぜ失礼になりえるか?電話とは個人間における時間の為替レートが等価だということを前提にしたコミュニケーション手段だからだ。年収400万の人と年収3000万円の人の1秒は、等価ではない!メールやLINEなら、相手が1時間かけた投稿に3秒で答えても、内容が適切ならばそれでOK。
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2016年11月5日
田端さんは年収3000万円側ですから、そのご意見もごもっとも。
でも、別に年収3000万円じゃなくても関係ないんですよ。自分の時間に対する価値付けの問題です。自分の時間を大事にしたい、趣味の時間に使いたい、心地よく過ごしたいと思っている人なら、その人にとっては突然の電話は邪魔以外の何者でもないんですよね。
イケダハヤトさんの場合
プロブロガーイケダハヤトさんも、電話に反対の立場。というか、かなりのアンチ。記事のタイトルで電話とか消滅せよと言っています。笑
・「コスパは最高だけど、電話申込みが必須」のサービスA
・「コスパはそこそこだけど、電話申し込みが不要」のサービスBがあったとき、ぼくは迷わずサービスBを選択します。サービスAみたいなものは、だいたい解約とかも面倒ですしね。
— イケダハヤト (@IHayato) 2017年3月21日
はあちゅう「電話は時間のレイプ」 イケハヤ「超絶同意、電話とか消滅せよ」
電話が嫌いな3つの理由
まだ電話で消耗してるの?あれは「FAX」並に古いツールでしょ……。
やまもといちろうさんの場合
やまもといちろうさんも記事にされてますね。やまもとさんの場合は、電話に限らずSNSなど集中してる時に邪魔されるのが嫌だというスタンス。
人間、何かに集中しているときに声をかけられたり電話がかかってきたら集中が途切れるわけだし、そこからさあもう一回集中するぞといってもなかなか元のレベルまでエンジンがかからない、というのは仕事をしている人であれば誰しもが経験するところですよね。
それもあって、緊急連絡の時でもFBメッセージやメール、チャットに集約している人も多いかと思うんですけど、私なんかの場合は一番集中力を出すときに障害になるのはSNS。これ。本当に仕事しなくちゃならないとき、ブラウザタブにある「FacebookやTwitter、Viber、チャットツール類を全部切る」という”儀式”はどうしても必要になるんすよね。
堀江貴文さんの場合
堀江さんの件は、友人が教えてくれました。電話嫌いで有名だそうですね。YouTubeで動画にもされています。社長は時間を大事にしますからね。当然の考え方だと思います。
電話とかつかわねー
電話は嫌い、非通知出ない 人事も驚く今どきの就活生 (NIKKEI STYLE) – https://t.co/YSDH9EsXqI— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2017年3月9日
堀江貴文のQ&A vol.345〜時間効率を上げる方法!?〜 – YouTube
「電話ほど時間を取られる連絡手段はない」
ほんとその通りだと思います。
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電話嫌いな僕をさらに電話嫌いにした経験
プロフィールにも書いてますけど、僕は新卒1年目の秋頃から熱心にMLM(ネットワークビジネス)に取り組んでいました。23歳のころですね。
そこで教えられるのは、アプローチではまず電話を使えということ。
メールやSMSと違い(その頃LINEはまだなかった)、繋がった時に得られる情報量が全く違いますから、基本的には同意です。
同意なんですが・・・もともと電話嫌いなもんですから、そりゃ大変。
僕にとって、電話すること自体がイレギュラーな行為だった
約10年前に23歳とかそのくらいの年代の男って、普段から友達と電話とかしないんですよ。まぁ僕だけかもしれませんけど。なので、そもそも電話をかける時点で相手にとっては違和感があるため、違和感を与えていると自覚しているこちらとしてはなかなかしんどいものがありました。
25年も30年も前から取り組み成功してきた方々は、そもそも連絡手段は電話かFAXしかなかったと思うので、そりゃ電話かFAXなら電話でしょう。なので、まず電話と言われるのは理解はできます。いきなり会社概要・商品の特徴・報酬プランをFAXで送りつけるアホはいませんからね。笑
上の人からの電話が長い
一番嫌だったのがこれ。
上の人からの電話、長すぎワロタwwww
(MLMでは、基本的に紹介者という形で上になる人が存在します。これは業界用語でアップラインといいますので、覚えておいてください。なお、反対に自分が紹介した人はダウンラインと言います。何段階上でもアップライン、何段階下でもダウンラインと呼ぶ)
まぁ、これは人によると思います!いつの間にか姿を消したアップラインのとある人は特に電話が超長くて有名で、15歳の年齢差と経験の差があるためこちらは切るに切れず、気づけば4時間半も話されていたことがあります。4時間半ってなんやねん?そら電話が嫌いにもなるわw
一方、本当に成功されている方は、電話もメッセージもめちゃくちゃ短い。基本はメッセージで済ませる上、電話があっても長くてだいたい2分くらいで終わります。長電話は時間の無駄であるだけでなく、そもそもうっとしいということをよくご存知なのだと思います。
とはいえ、最近はLINEによる文字コミュニケーションがめちゃくちゃ発達してきましたから、現場でも電話相談&新規アプローチの数は減ってるのかもしれません。ほんの10年前までは、テキストメッセージといえば携帯キャリアのSMSかmixiのメッセージ機能、MSNメッセンジャーくらいしか使っていませんでした。絶望的ですね。
電話に即応答することを求められた秘書時代
あと、僕が借金を背負う原因になった秘書時代のことなんですけど、鬼のような上司から電話に即応答することを求められ、そこで思い切り消耗しました。
海外出張で時差があったりしても就寝中に電話がかかってきたら即対応しないと怒鳴られるので、それはもうほんとにストレス。コール中に取れず、掛け直そうものなら怒号からスタートです。
電話なんてなくなればいいのに、そう思ってました。
妻も電話が大嫌い
もっと身近な話に移りたいと思います!
僕の妻はフィンランド人ですが、電話がめちゃくちゃ嫌いです。トラウマレベル。知らないところに電話すると汗かくらしい。親兄弟などとの電話は大丈夫なんですが、まぁ他人との電話とかはひどい。嫌いすぎて参考にならないレベルかもしれません😂
僕も妻も電話が嫌いなので、どうなるかというと、夫婦間では電話は滅多にしないということになるんですね。下記ツイートの通りですが、遠距離結婚の半年間1回も音声通話をしていません。
フィンランド在住ですが、電話番号持ってません。必要なし。
僕も妻も電話めっちゃ嫌いで、プロポーズ後に日本フィンランドで約半年間遠距離結婚してた時期があるけど、その間1度も音声通話してない。LINEだけw
まさか上の年代の方々はこういう意識の変化に気づいてなかったりする? https://t.co/2RMrxGv4I5
— CaptainJack@フィンランド在住 (@CaptainJacksan) 2017年3月21日
それが正しいとかそうするべきなんて言うつもりも言いたい気持ちも全くありませんけど、そういう夫婦も存在します。
電話番号、持ってません
フィンランドに住んでいるからというのもありますけど、僕は電話番号は持ってません。
日本で使ってたSIMフリーでないソフトバンクのiPhoneをそのまま持って来てるので、そもそもこのiPhoneでは電話が使えないことが理由ですが、そうでなくとも電話番号はいらないですね。妻のiPhoneは電話番号があるので、一家に一つあれば十分かなぁ。
家の中はもちろん、学校や街中、図書館、ハンバーガーショップ、バスや電車や空港と至る所にWi-Fiが飛んでるので、普通に無料のWi-Fiだけで運用してます。
日本・フィンランド国内を問わず、電話する必要があるときはスカイプを使います。日本に10分電話しても、たぶん50円もかかってないんじゃないかな。月に3回も電話しないので、チャージ最小単位の1500円だけ入れておけば1、2年はもちますね。
このように、電話のためにお金を使わない、もしくは抑えることで、電話に対するストレスを和らげることができます。
少し脇に逸れますが、フィンランドといえば一時代前に携帯電話帝国を築いたノキアを生み出した国。フィンランド人はシャイな国民性で知られており、顔を合わせなくて済むことから電話が発達したという話も耳にします。本当のところはわかりませんが・・笑
ヨーロッパなのに日本人とそっくり!?フィンランド人の代表的な国民性4つを紹介!
電話代、ゲキ高
上のはフィンランドの例ですが、日本はスマホの維持費がマジで高いです。大手キャリアを使ってるともう絶望的で、安く抑えても月7000円とかでしょう。月額1万円の人も珍しくないはず。
意地悪に言い換えると月1万円出して突然来る電話のスタンバイをしてるってことで、それってよく考えたらだいぶムカつきません?電話が嫌いなのって、高いくせに嫌な思いすることがあるからという一面も大きい気がしますよ。
ちなみに、フィンランドでは通信容量制限なし+電話番号付きのSIMカードが月17ユーロ、2000円くらいで契約できるんですよ。電話代は別になってるのが親切なところ。
だって、普段から電話する相手なら、LINEとかのメッセージアプリの通話機能で十分なはず。ところが日本では2年くらい前からカケホーダイとか言って、電話そんなにしない人もする人も含めて各社一律に「電話し放題のプラン」に統一し、値段を上げました。
電話かけ放題になってありがたいのって女子高生とホストとキャバ嬢と営業と経営者くらいで、普通の人にとっては高くなっただけのはず。
だから、大手キャリアとの2年間の本体払いが終わったら、スマホ本体をSIMフリー化して大手キャリアを解約し、ドコモ回線と同じエリアに対応のLINEモバイルなどの格安電話&データ通信サービスに乗り換えることを強くオススメします。
1100円で3GB使えてLINE・Twitter・Facebook・Instagramはデータ通信量からノーカウントでいつでも高速というスペックですからね、動画とかあんまり見ない人には最高にありがたいサービス。凄まじい。
そうすれば、電話代の負担が大幅に減って、電話に対するネガティブな感情も和らぐかもしれません。
極端なこと言ってきたけど
僕は、電話自体は絶対に必要だと思ってます。嫌いでできることならしたくないってだけで、電話を否定するつもりはないですよ!
例えばサラリーマンであれば仕事中に取引先に急ぎの用件で電話をかけるのは当たり前でしょうし、 恋人同士の連絡にも必要でしょう。
電話がなければテレアポだって成り立ちませんし、サポートセンターに電話で詳しく聞きたいこともあるはず。
もしあなたがホストなら、初回でついて送りになった女の子にLINEだけでなく電話してあげるべき。本指名で来てくれてからも、頻繁に電話したほうがいいです。
また、実家にいるおじいちゃんに電話したら、きっと喜んでくれるでしょう。僕はつい2日前実際おじいちゃんに電話しましたが、あとで母がおじいちゃん喜んでたよって教えてくれました。
ただ、冒頭で書いた通り、電話が嫌われるとすれば、やっぱりその理由は「他人もしくは知らない相手から」「電話である必要のない用件で電話され」「時間と楽しい気持ちを奪われる」という経験をしているからだと思います。
この記事を読んで、いや電話は必要だろ!と怒りたくなる気持ちはよくわかるんです。でも、電話が嫌いになるのは上の理由があるから。
最近、就職活動で内定した学生が、企業からの内定連絡の電話に取らない&折り返さないというニュースもありました。おじさんたちには衝撃かもしれませんけど、今32歳の僕は学生の気持ちもよくわかります。まぁ、さすがに就活の時期くらいは電話取ろうよとは思いますけどね。笑
なんにせよ、ギリギリメールくらいしかなかった昔と違い、今はLINEやFacebook、Twitterなどで電話がなくても満足に連絡を取り合える時代です。
電話が大好きな特に年配者のみなさんは、ぜひ若者たちのこの意識の変化を知り、なるべくメールなど相手の時間を奪わないテキスト主体のツールで連絡してあげてほしいなと思います。
そんな感じっ!
最後に
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JACK HOUSEは、フィンランド情報やその他面白記事を書いているブログです。投げ銭代わりにAmazonほしい物リストを公開しています。なぜほしいのか別記事でプレゼンしてますので、もしこの記事が役に立ったら見てみてください!
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