2017年2月19日、スウェーデンで行われた大会Beast 7の最中に心停止し現在も入院中のNicholas “Ministry” McGuire
こんにちは、2016年10月に妻の故郷フィンランドに移住したCaptainJack(@CaptainJacksan)です。
僕は2月15日ごろにスウェーデンで行われたBeast 7という大会に行ってきたんですが、大会中にスマブラ界で過去に例を見ない、「プレイ中にプレイヤーが心停止して倒れる」という事件が起きました。
てっきりその後すぐに退院したと思っていたんですが、事態は非常に深刻な様子。現在も入院中で、すでに800万円の医療費がかかっており、退院時の請求額はおよそ2270万円になる予定だそうです。
その報を受け、世界中のスマブラコミュニティが現在寄付を行なっています。とあるプレイヤーから、唯一日本だけ英語の壁に阻まれ情報が届いていないと聞き、直ちに日本語に翻訳してなるべく多くの人にお知らせしたいと思いました。
ぜひ、みんなで寄付しましょう!寄付は簡単にできます。英語がわからない方は、Twitterで僕に聞いてくださいね!
▼とりあえずすぐ寄付したい方はこちらから
Help Nick’s Heart by Katherine McGuire – GoFundMe(ニックの心臓を助けてください。 キャサリン・マクガイア(当事者のプレイヤーの姉妹)より)
▼元記事
Smash Bros. Community Raises Over $23,000 For Sick Player’s Hospital Bills(スマブラコミュニティ、大会中に心停止したプレイヤーのため医療費の寄付を開始。すでに231万円が集まる)
日本語訳
2017年2月19日、Nicholas “Ministry” McGuire(ニコラス・マクガイア。ゲームタグ “Ministry”)は、スウェーデンで行われた「大乱闘スマッシュブラザーズ」の大会Beast 7でプレイ中、突然心停止に陥りました。現在「スマブラ」コミュニティは、総額20万ドル(2270万円)と推定される医療費に充てるべく、団結し寄付キャンペーンを開始。すでに23,000ドル(231万円)を超える額を集めることに成功しています。
マクガイアは先天性心臓病のため心臓に人工弁を入れていましたが、試合中に突如それが機能停止し、その場に倒れました。周囲にいた人たちは驚きショックを受けましたが、すぐにしかるべき行動に移りました。急いでテーブルやテレビを動かし、救急車を呼び、AEDを探しに走りました。
Beast 7が行われた地元Gothenburg(ヨーテボリ)の大会からマクガイアと親交のあるトッププレイヤーAdam “Armada” Lindgren(アダム・リンドグレン。“Armada”として知られる)は、後に「1分1分がまるで永遠のように感じられ、本当に恐ろしい時間でした」と、当時のことを語ります。
Almost up to 5k now….. This stream is crazy atm LOL#ForMinistry https://t.co/yd8auTI0lL
— Adam Lindgren (@ArmadaUGS) 2017年3月14日
(訳:約5000ドルの寄付が集まった・・この配信凄すぎるw)
Armadaは、Jason “Mew2King” Zimmerman(ジェイソン・ジンマーマン。“Mew2King” “M2K”として知られる)などの他のスマブラ界のスーパースターたちと共に、マクガイアの治療費へに充てるため、Twitchのチャリティーストリームを利用し、熱心に寄付を募っています。彼らはウェブサイトから寄付を行えるサイトGoFundMeを通じて当キャンペーンへの寄付を呼びかけ、毎日数千ドルの寄付を集めることに成功。現在23,000ドル以上に到達しています。また、地元ヨーテボリの大会では、プレイヤーたちが自ら寄付キャンペーンを主催し、入院中のマクガイアを病院に見舞っています。
Hope people liked the stream. Another $3600 raised today. Streaming tomorrow on https://t.co/PPPMOIsol2 with @armadaugs
— Jason Zimmerman (@MVG_Mew2King) 2017年3月14日
(訳:配信楽しんでくれたなら嬉しいな。今日は3600ドルを寄付することができました。明日もまたArmadaと配信します。)
「私にはたくさんのフォロワーがおり、それが何かに役立てることができるのではないかと思ったんです」と、Armadaは語ります。
病院にいるマクガイアの姉(妹)のキャサリンは、「毎日毎日、スマブラコミュニティのみんなの温かいサポートに驚かされ続けてています」と私に話してくれました。また、キャサリンはスマブラコミュニティが迅速かつ効果的な寄付キャンペーンを開催したことについて大変驚いています。「必ずしもニック(マクガイア)のことを直接知っているわけではない人たちも含めて、たくさんの人が同じコミュニティの一員として一緒にお見舞いに来てくれる様子を見るのは、本当に素晴らしく、ありがたいことです。スマブラコミュニティがこんなに大きいものだったなんて、全く知りませんでした。」と、キャサリンは驚きと感謝の言葉を述べています。
▼ニック(マクガイア)への寄付はこちらから。
Help Nick’s Heart by Katherine McGuire – GoFundMe
オレンジ色のDonate Nowボタンから進めます。
次の画面。寄付金は自由に入力できます。
Beast 7の会場に救急車が到着した時の様子。宿泊していたホテルの窓から妻が撮影しました。
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僕も寄付しました
記事公開後、僕も23ドルを寄付しました。
金額を自由に設定した後、「名前」「住所」「クレジットカード番号」を入力し、完了となります。登録など全く不要で、思ったより楽勝でした。3分とかかりません。
終わりに
この寄付キャンペーンは、極めて成功裏に終わるでしょう。
僕は2004年8月に初めてアメリカに行って以来、日本+世界5カ国の大会に出場してきましたが、世界スマブラコミュニティがどれだけ温かい場所であったか、このキャンペーンのおかげで改めて思い知りました。2008年2月に引退後、2016年10月におよそ9年ぶりに復帰しても、帰る場所があった。そして、そこはこうも温かい場所だった・・・。感動します。
当事者のニックですが、20万ドル、2300万円近い金額を若くして医療費で背負ってしまえば、今後の人生は壮絶なものになっていたはず。被害者として2度事故にあい、また強制労働詐欺事件の被害者として借金を抱えている僕は、彼の気持ちがよくわかるんです。
さらに、実は僕は偶然にもこのBeast 7でニックと敗者側トーナメントで当たり、負けているという縁があります。しかも、同じシーク使い。
大変微力ですが、僕も記事を公開した直後に23ドル寄付させてもらいました。23は僕の誕生日かつ妻の一番好きな数字であり、僕たち夫婦のラッキーナンバー。ラッキーよ届け!という思いで、23ドルにしました。その後Facebook・Twitterでシェアするページが現れますから、そちらでもぜひシェアを。
ぜひ皆さんもご一緒に。一人のスマブラーの人生を救えるチャンスです。