スマブラDX、プロゲーマーとe-Sports

プロゲーマーのなり方や条件とは?現役のスマブラプロが解説します!

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フォロワー5万人超えの有名スマブラプレイヤー兼配信者2人組の番組、『Scar and Toph Show』にて

 

 

こんにちは!『伸びシロとおもシロ』をコンセプトに、スマブラDX世界王者達成までのストーリーをお届けするプロゲーマー&プロブロガーのCaptainJack(@CaptainJacksan)です。

「どうすればプロゲーマーになれるのか?」

この問いは、コアなゲーマーたちにとっては大きな関心だと思います。

コアなゲーマーのみならず、きっとゲーム好きの小学生、中学生、高校生、はたまた大学生や専門学生にとっても気になるテーマでしょう。

いや、ゲームがeSportsとして新たな角度から盛り上がりを見せ始めた現代においては、注目の新興産業として広く一般の人たちからも関心を集め得るトピックかもしれません。

近頃YouTubeなどで「好きなことで生きていく」というある意味夢のような人生の歩み方が喧伝されていますが、僕はプロゲーマーこそ「好きなことで生きていく」業界の象徴的存在だと思っています。

この記事では、そんなプロゲーマーになる方法や条件などを、現役のスマブラのプロという立場から紹介したいと思います。

 

⚠️ 本記事の内容は、ゲーマーとしてのほぼ全てのキャリアをスマブラに費やしてきた僕の見解です。FPS(シューティングゲーム)やLOLなどの戦略ゲーム、またストリートファイターなど他ジャンルの格闘ゲームの場合は少し事情が異なる可能性があることをご承知おきください。

⚠️ プロゲーマーを目指す専門学校も存在しますが、この記事では言及しません。

プロゲーマーになる方法

f:id:captainjacksan:20160921214141j:plainスマブラDX史上に残る名勝負「EVO2016決勝戦」を制したHungry Box選手と、惜しくも敗北を喫したArmada選手

まず、プロゲーマーになる方法を紹介します。

簡潔にまとめると、プレイヤーは以下の3ステップを経てプロゲーマーとなります。

 

  1. eSports化されたゲームで「強豪プレイヤー」もしくは「人気者」になる
  2. スポンサーとなるeSportsチームや企業の目に留まる
  3. スポンサーが付きプロになる

 

この3ステップは非常に単純明快!そのまんまです。

これができればプロゲーマーですが、もう少し掘り下げていきます。

前提として、スポンサーを獲得しプロになるのは就職活動で企業に内定するのと全く同じです。特に大学、専門学校在学中に本気で就職活動をした方は、あの頃のことを思い出していただければと思います。

 

 

eSports化されたゲームで「強豪プレイヤー」もしくは「人気者」になる

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プロゲーマーになるには、eSports化されたゲームにおいてめっちゃ強いめっちゃ人気かのどちらかになる必要があります。

強さは人気に直結するため、飛び抜けて強いプレイヤーは最もプロに近い人材です。

また、強さはトップレベルでなくとも、キャラが立ってたり人気のあるプレイヤーもスポンサーされやすいです。

というのも、プロとは大会で優勝したり華麗なテクニックを披露するだけでなく、ゲームの楽しさを伝えeSports業界そのものを盛り上げるエヴァンジェリスト(伝道師)的な役割も担っているからです。

そう考えると、実力は一線級ではなくとも、人気のあるプレイヤーというのはスポンサーにとって獲得する価値はあります。YouTubeのゲーム実況者が、実力は世界レベルでなくとも大きな収入を得ているのと似ているかもしれません。

とはいえ、強いか人気者かと口で言うのは簡単ですが、もちろん誰でも簡単にクリアできる条件ではありません。そして、言うまでもありませんが、もちろん人気と実力の両方を兼ね備えていれば最強です。

プロになるには、いわゆる個の力を高めることが必須であり、それこそが王道であり、最短ルートです。伸びシロですねぇ!

 

2018年1月に東京で行われた、EVO Japan『ポッ拳』部門の優勝者クロスいがらし選手。
大きな大会や注目を集める大会で優勝したプレイヤーは、その後スポンサーを獲得しプロの道に進む可能性がある。

 

“eSports化されたゲームで” という点について


そして、もう一つ触れておきたいことがあります。
強さにしろ人気にしろ、専門とするゲームがすでにeSports化されている人気タイトルでないといけないという点です。

そう。タイトル選びの時点で、プロになれるかどうかはほぼ決まっています。

スポーツにサッカー・野球・テニス・バスケットボールなどの超メジャースポーツから、マイナースポーツまで存在するのと同じで、ゲームの世界にもタイトルによってeSportsとしての市場規模の差が存在します。

 

公園で遊んでいる子供が将来サッカーが世界一うまい選手になれば100億円稼げますが、世界一缶蹴りやかくれんぼがうまくてもきっとそれほどの稼ぎにはなりません。

それと同じように、プレイ人口が少なくあまり盛り上がっていないゲームでどれだけ上手くても、eSportsとしての市場がそこにないのであれば、その才能は報われない可能性が高いです。

例えば、ストリートファイターやスマブラが強ければ、プロとしてスポンサーからの給料や賞金などで年収数千万円を稼ぐことも可能ですが、eSports市場が形成されていない他のマイナータイトルでは現実的ではありません。

僕はニンテンドー64の「ドンキーコング64」や「カメレオン・ツイスト」という対戦ゲームが得意で地元最強でしたが、まだ現役でプレイしている人は限りなく少ないと思われ、もし仮に今からそれらを極めたとしても努力は報われないでしょう。

一方、プレイヤー人口世界最多のLeague of Legends (LOL)、大会賞金世界最高額のDota 2などで世界トッププレイヤーになれば、年収1億円をも超えてきます。タイトル選びの時点でプロになれるかどうかが決まっているとは、こういうことです。

 

ちなみに、あるゲームがeSportsとして競技的にプレイされているかどうかを知るには、そのゲームのタイトルと共に、「◯◯◯ eSports」「◯◯◯ 大会 賞金」と検索してみると良いでしょう。 

参考までに、代表的なeSportsタイトルとしては以下のようなものがあります。(格ゲーとその他に分けているのは、僕が格ゲーに属するスマブラプレイヤーだからです 笑)

 

格闘ゲーム(EVO2018公式タイトル)

  • 『鉄拳7』
  • 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』
  • 『ストリートファイターV アーケードエディション』
  • 『GUILTY GEAR Xrd REV 2』
  • 『Injustice 2』
  • 『ドラゴンボールファイターズ』
  • 『ブレイブルー クロスタッグバトル』
  • 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』

 

その他

  • League of Legends
  • マリオカート
  • ぷよぷよ
  • クラッシュ・オブ・クラン
  • クラッシュ・ロワイヤル
  • ウイニングイレブン
  • CoD:WW2
  • パズドラ
  • モンスターストライク
  • Dota2
  • オーバーウォッチ
  • シャドウバース
  • ポッ拳 など

 

もちろん物事には例外がありマイナータイトルではあるものの圧倒的な存在感やパフォーマンスを発揮し、YouTubeなどで一般人をも巻き込んで人気者になれるなら、話は別かもしれません。パイオニアとしてスポンサーを獲得し、プロ化に至る可能性はなくはないでしょう。

 

約20年前、僕が中学生の頃にニンテンドー64で遊んでいたドンキーコング64。もしこのタイトルで世界一でも、市場が小さすぎてeSportsにはなり得ない。

 

スポンサーとなるeSportsチームや企業の目に留まる

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スポンサー獲得のために自ら作成し、Twitterの固定ツイートにしていた僕の「スマブラ履歴書」

 

eSports化されたゲームで「強豪プレイヤー」もしくは「人気者」になるという最も難しいステップをクリアしたら、次はスポンサーとなるeSportsチームや企業の目に留まる必要があります。(参考: eSportsにおけるスポンサーの仕組みについて

具体的に、スポンサーに対しアピールし、認知されるための方法を6つ紹介します。

 

  1. 大会で上位入賞する(実力
  2. YouTube・Twitch・ニコ生などで人気配信者になる(発信力
  3. ブログ・TwitterなどのSNSで精力的に発信する(発信力
  4. ブログでゲーマーとしての履歴書となる自己紹介記事を作っておく発信力
  5. eSportsチームや企業に自ら営業する営業力
  6. eSportsチームや企業の担当者を紹介してもらう営業力

 

これら6つの要素が関わってきます。

ご覧の通り、1. 実力2. 発信力3. 営業力という3つの力が影響してきますが、これらの重要度はこの順序通り。

実力または人気があることを前提とした上で、発信力を高めつつ、時には自ら営業することによりスポンサーチームを探していくと良いでしょう。昨今はスポンサーの際に必ずSNSやYouTubeなどの影響力を見られますから、ゲーマーにとって発信力は非常に重要です。

 

 

もしあなたがプロゲーマーを目指すなら、ぜひこの通りにやってみてください。

実際には、自ら営業する前に大きな大会で優勝するなど目覚しい結果をあげた結果自然に声がかかるというケースがほとんどだと思いますが、営業まで自らこなせるプレイヤーは非常に稀であり、その熱意は必ず実力や発信力に繋がり、良い方向へ導かれてゆくことは間違いないからです。

 

僕自身、2016年中に本日ネモ選手・竹内ジョン選手の勧誘が発表されたアメリカの名門チーム「Team Liquid」に営業メールを送っていましたし、先ほどの画像の通り、自ら「スマブラ履歴書」を作成しまだ見ぬスポンサーにアピールしていました。(👉 営業力)

また、Twitterはブログ用・スマブラ用の両アカウントともに5000人以上のフォロワーがありますし、運営ブログは月10万PV以上・ブログ収入月60〜90万円を稼ぐプロブロガーです。(👉 発信力)

その結果、2017年12月6日に現在のスポンサーであるV3 Esportsとの契約に至ります。僕の実際の例ですが、スポンサー探しのための努力は人一倍していたつもりです。(本日、スマブラのプロゲーマー契約を締結しました。『V3 Esports』所属のプロとして活動していきます!

 

 

 

なお、Team Liquidからのスポンサーとはなりませんでしたが、これを機会にぜひ “keep in touch”ということで、Hyper Xのゲーミングヘッドホンをプレゼントしていただきました。😄

 

スポンサーが付きプロになる

その結果、スポンサーとなるeSportsチームや企業からスポンサー契約の提案を受け、内容について修正を重ねた後、契約合意に至ります。

これで、あなたも晴れてプロゲーマーです!

 

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プロゲーマーになるプレイヤーの条件 

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最後に、この記事の内容のまとめです。

プロゲーマーになるプレイヤーの条件とは、

 

  • eSports化された人気タイトルをプレイしている
  • 「強豪プレイヤー」もしくは「人気者」である
  • ブログ・SNS・YouTubeなどで発信している
  • 運とタイミングに恵まれる

 

となります。

最後の運とタイミングというのは、いくら優秀なプレイヤーでもスポンサー側に予算がないなどの外的要因でスポンサーの話が来ないことはよくあるからです。

なお、僕はブログ収入で生活するプロブロガーですので、前項で紹介した「ブログ・Twitter」「スマブラ履歴書」などによる発信について、もう少し詳しく書いてみたいと思います。

次の記事のタイトルは、「プロゲーマーになる方法。ゲーマー履歴書を作ってブログとSNSで発信し、スポンサーにアピールしよう!」です。引き続きお楽しみに!

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続編はこちら!

>> プロゲーマーになる方法。ゲーマー履歴書を作成し、ブログ・Twitter・YouTubeで発信力を高めよう!

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著者プロフィール

歌舞伎町でホストクラブを背に佇むCaptainJack
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著者:CaptainJack

1985年1月23日京都生まれのプロゲーマー&プロブロガー。妻はかわいくて優しい青い目のフィンランド人(๑•̀ㅂ•́)و✧

『伸びシロとおもシロ』をコンセプトに世界中からワロタをお届けする「JACK HOUSE」を運営。過去最高PV12万、月間収益130万円超のプロブロガー。

テーマはブログ、アフィリエイト、貧困、借金、仕事、人生逆転、海外、恋愛、結婚、スマブラ、e-Sportsなど。

今年の目標は、フィンランド移住時に555万円あった借金を完済し、スマブラDXのプロゲーマーになり、妻と2人でいつでも好きなところに旅に行ける環境を作ること!

好きな言葉は『オッケーイ!』『伸びシロですねぇ!』『日日是好日』『人間万事塞翁が馬』が座右の銘

経歴:

京都にて生誕→ マジメな黒ブチメガネ(小学生)→ ちょっとエッチな本の立ち読みを同級生に見つかりエロガッパを襲名(中学生)→ 自由すぎる校風の私服進学校に入学し盛大に高校デビュー→ 地元の外大入学→ フランス留学→ スマブラDXの世界大会で多数優勝→ ヒッチハイクを極める→ アフリカ大陸縦断→ 京都の超ホワイト大企業島津製作所入社→ MLMディストリビューター→ 顧客のサイコパス詐欺師に騙され個人秘書に→ 殴る蹴るスタンガンの暴力で洗脳→ 1年半に渡り月500時間の無償労働→ 借金680万円→ 歌舞伎町ホスト→ ナンパ師→ 会社設立→ ナンパで妻と出会う→ 派遣社員→ 翻訳者→ 訪問販売→ 妻と出会って1年目の日にフィンランドで結婚(2015年6月)→ フィンランド移住(同年10月)→ プロブロガー(2017年8月)→ 仮想通貨投資家(同年9月) プロゲーマー(同年12月)→ アメリカへ3ヶ月『スマブラ武者修行の旅』へ出発(2018年2〜5月)→ 日本一時帰国(6/1)



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