こんにちは、妻の母国フィンランドでプロブロガー&プロゲーマーを目指すCaptainJack(@CaptainJacksan)です。
フィンランド情報を発信し始めてから2ヶ月半、ありがたいことにLINE@を通してフィンランド移住関連の質問・相談を受ける機会が増えてきました。
いろんなメッセージを頂く中で、まずフィンランドに移住するメリットとデメリットをわかりやすくまとめておいた方がいいなと思いましたので、この機会に書いておきます。行ってから思ってたのと違ったってなったら悲しすぎますからね。
フィンランドに住む移住者によるリアルなまとめですので、北欧・フィンランドに移住したい方はぜひ参考にしてください。それではまずメリット編から行ってみましょう!
目次
日本と同じくらい治安がいい
素晴らしいことに、フィンランドは日本と同じくらい治安がいいです!
治安は移住先を決めるにおいて非常に重要な要素。なんていったって移住元の日本が世界一安全な国のひとつですから、安全なのが当たり前の日本人が危ない国に行くと、本来の治安に悪さに加えそもそも身近な危険に慣れてないので余計に危ないです。
その点、夜遅くだろうが日本と同じ感覚で過ごせるフィンランドは日本人にとって最高の環境。危ない国だと安心して子育てもできませんからね〜。
日本とフィンランドは、世界的に見て共に民度の高い平和な先進国です。これは嬉しい共通点で、移住者としてはありがたすぎる要素。
先進国というとなんとなく安全な気がしてしまいますけど、先進国=平和というわけでは全くないですからね。アメリカなんて危ない先進国の典型みたいなもんですし、ヨーロッパでも例えばパリやアムステルダムは夜中に歩きたくないです。特にパリは最近テロも多いですよね。
その点、ヘルシンキは平和そのもの!
夜12時くらいにヘルシンキ中央駅の周辺を歩いたことがありますが、危険な雰囲気は微塵も感じませんでした。僕の住むポリはフィンランドで11番目に大きな街なんですが、ここで犯罪なんて起きるの?と思ってしまうほど平和な空気が漂ってます。
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フィンランド人の国民性が日本人と相性がいい
Finland in one picture – Imgur
実は、フィンランドはヨーロッパの日本と言われることがあるほど、フィンランド人と日本人は性格が似てるんです。フィンランド人はシャイで、他の白人と違って沈黙を好み物静か。バス停に並ぶ時とかハンパない距離を空けるとネタにされるほど、パーソナルスペースが広いことも特徴です。
もちろん個人差はありますが、比較的気が合いやすいのが日本人とフィンランド人。珍しい白人もいるもんです。笑
物価が安い
驚くなかれ、フィンランドは物価が安いです。日本の京都や東京などの都市部と比べると、という枕詞がつきますけどね。
例えば僕の住んでいるポリの1LDKのマンションですが、固定ネット回線と居住者専用のジムがついて月額500ユーロ(約6万円)。京都、大阪、東京に住んでいた時と比べて、住環境は飛躍的に良くなりました。
また、ヨーロッパはRyan AirなどのLCC(格安航空会社)網が発達しているので、地理的に近い欧州各国に破格で行けます。例えばパリからヘルシンキまで往復1万円代で普通に行けたりしますから、旅行好きなら特に余暇が充実するはず。これは明らかにヨーロッパ在住のメリットですね!
興味があったらSkypickerのサイトで料金を調べてみてください。このサイトはなかなか安くて、僕は関空からヘルシンキまで4万円代のチケットを買えました。そのぶん乗り換えが中国ロシアラトビアと3回wもありましたが、逆に言うとそんな日本のサイトでは出てこないようなルートまで調べて最安値を出してくれる検索サイトです。
スーパーで買う日々の食材も安いですね。だいたい日本の7割から半額くらいの印象で、お肉とかめっちゃ安いです。ほんと、生きるのにお金がかからない国です。
そして、個人的に激推しなのが、ピザが超安いこと。下の写真は僕の行きつけのピザ屋ですが、このランチセット全部で6ユーロですよ。730円!
セットの中身は↓こんな感じ。外食は高いですが、ピザは例外的にだいぶ安いです。
- 日本なら1500円相当であろうサイズと味のピザ
- サラダバー
- コーヒー
- コーラ1缶
ホワイトすぎる仕事環境
僕はフィンランドで働いてはいませんが、2週間だけ旅行代理店で1日6時間の職業体験プログラムに参加したことがあります。その印象は、フィンランドの仕事って楽、でした。笑
もちろん職場によって多種多様でしょうけど、フィンランドの職場環境の概要はだいたいこんな感じ。
- 1ヶ月のバカンスを取得できる
- 残業手当が高額なため残業ほぼ皆無
- 勤務時間は8〜16時
- 失業しても超手厚い失業手当を受給可能
楽園ですね。日本は社会的に仕事=人生のような印象を受けますが、フィンランドでそう思っている人はほぼ皆無なのでは。
定時になったらすぐ帰りますし、上司が数分遅刻してくることも普通にありました。「今日は時短なの」って2時ごろに帰ることもよくありましたし、働き方の自由度、仕事というものに対する捉え方自体が全く違います。
どちらが幸せか?そりゃ当然、フィンランドでしょう。
ゆとりある豊かな生活が送れる
ゆとりある仕事環境、そして雄大な自然により、幸福度の高い豊かな生活が送れます。この写真の河川敷まで、僕が住んでるマンションから徒歩10分。
ムーミンもマリメッコもフィンランド生まれですし、オーロラが見られる世界でも数少ない国のひとつでもありますね。とても落ち着いた国だと思います。
夏のフィンランド旅行ならオーロラ観察で決まり!ヘルシンキから世界最高峰のオーロラスポット「カクシラウッタネン」の絶景ホテルまでの観光ルートを完全解説!
世界一、二を争うレベルの教育を大学院卒業まで無料で受けられる
中学校の食堂。おいしいごはんが食べ放題!
フィンランドの教育制度は、「質そのものが世界トップレベル」であるだけでなく、「教育費無料」というありえないことになっています。まぎれもない世界最強の教育システムです。小学校入学から大学院卒業までの20年弱に及ぶ教育が全て無料で受けられ、小学校の給食代すら払う必要がありません。
幼稚園・保育園は有料である場合もあるそうですが、たとえ有料になったとしても、国から支給される子供手当でまかなえます。
この優れた教育制度の元では、社会人が新たに学校へ通うのもよくあること。例えば、外国人の僕がなりたい職業に必要なスキルを教える専門学校に通いたいと思った場合、合格さえすれば教育費は無料です。正直、なんて国だ、と言わざるを得ません。
(ただし、昨年から外国人が大学で英語で教育を受ける場合に関しては有料になりました。フィンランド語で授業を受ける場合はこれまで通り無料です。)
外国人移住者への充実した語学教育
外国人移住者をフィンランド語の語学学校に無料で通わせてくれるため、誰でも最低限のフィンランド語を習得することができます。フィンランドにおいて、「無料」はいつでもどこでも出てくる魔法のワードですね。本当にそう思います。
去年の11月28日から今年の6月30日まで、政府が運営するフィンランド語の語学学校に通っています。対象は外国人移住者で、例によって費用は無料です。他の国では絶対そこそこのお金かかるはずですけどね。しっかりした学校ですし。
なお、費用が無料どころか、通学&昼食代として1日あたり9ユーロ、月にしておよそ180ユーロが国から支給されます。マジで?って感じだと思いますけど、マジ。笑
外国人にも支給される超手厚い非雇用者手当
フィンランド社会保険庁事務所Kelaからの振込。
フィンランドも他国と同様に不況であり、いい仕事を見つけるのは簡単ではありませんが、仕事をしていない間に受給できる超手厚い非雇用者手当があり、失業したからと言って生活できなくなるようなことはありません。
僕も現在受給中ですが、フィンランド語学校に通う外国人という立場で受給できるのがおもしろいところ。この手当は英語でunemployed benefitといい、直訳すると非雇用者手当であるため、失業保険とは少しニュアンスが違います。
今のところ、僕は毎月約780ユーロ(9万5000円)を受給しています。誠に恐ろしい制度です。他の国では考えられません。
近い将来の実施が現実的なベーシックインカム
フィンランドは、ベーシックインカムを実現する世界初の国になる可能性があります。
2017年1月からフィンランド国内で政府主導によるベーシックインカムの社会実験が行われており、その結果次第では近々支給対象が全ての居住者に拡大される可能性があります。
ベーシックインカムについての詳細はこちらの記事をどうぞ!
フィンランドのベーシックインカムは社会をどう変えるのか?BI的社会保障を受給する外国人の立場から思うこと
4年続けて住むと永住権をもらえる可能性がある
フィンランド大使館のサイトに以下のような記載がある通り、フィンランドに4年続けて住むと永住権をもらえる可能性があります。永住権が与えられるとフィンランドの住民となり、永久にフィンランドに居住することが可能となります。
継続在留許可(A 許可)で4年続けてフィンランドに滞在した場合、無期限の永住権が与えられることもあります。
フィンランド人がかわいい(イケメン)
森の妖精 妻ユリアちゃん
北欧に属するフィンランドは、金髪で青い目の白人が多い夢の国です。
結婚して移住する場合はあんまり関係ないかもしれませんけど、留学や仕事で移住する場合は大きな希望になること間違いなし!なんでもモチベーションが大切ですよ。( ^ω^ )笑
フィンランド移住のメリットまとめ
ずっと寝たまましゃべってました。うそです。いかがでしたでしょうか。
総じて、生活の質が非常に高いという一言に尽きます。僕の意見ですが、日本で報道されるフィンランドのいい情報やイメージは、決して間違ってはいないと思いますね。
とはいえ、なんでも良いところばかりというわけにはいきません。次回はデメリットについて、移住者が感じるフィンランドの真実を紹介したいと思います!
(追記:更新しました!北欧・フィンランドに移住するメリットとデメリットまとめ。デメリット編【保存版】)
フィンランド移住の方法、最後に裏技を紹介
僕はプロブロガーとして月に100万円以上ブログで収入を得ているのですが、フィンランドに移住したいならその前段階として結構いい方法があります。
ブログやプログラミング、翻訳などでパソコン1台で稼ぐ力をつけて会社をやめて独立し、旅行者または学生としてフィンランドに行く方法です。
そこから現地人と結婚することができれば、数年後には永住権を獲得でき、半永久的にフィンランドに住む権利が得られます。笑
僕はブロガーなので、個人的にはブログやアフィリエイトで稼ぐ方法をお勧めしたいです。ブログ収入100万円以上の詳細内訳を2,980円で公開してますので、よければ買って読んでみてください。もしかしたらこれで人生が変わるかもしれませんからねぇ!
参考:【ブログ運営報告】2018年5月、15ヶ月目。月収200万円超えたよ\(^O^)/、
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