フィンランド

フィンランドの治安について。殺人事件発生率は日本の5倍、銃乱射事件も起きていた

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こんにちは、妻の母国フィンランドでプロブロガー&プロゲーマーを目指すCaptainJack(@CaptainJacksan)です。 

 

フィンランドの治安について、前回の記事でこのように書きました!

日本とフィンランドは、世界的に見て共に民度の高い平和な先進国です。これは嬉しい共通点で、移住者としてはありがたすぎる要素。

夜12時くらいにヘルシンキ中央駅の周辺を歩いたことがありますが、危険な雰囲気は微塵も感じませんでした。僕の住むポリはフィンランドで11番目に大きな街なんですが、ここで犯罪なんて起きるの?と思ってしまうほど平和な空気が漂ってます。

日本とフィンランドの愛すべき7つの共通点。民度の高い平和な先進国、周辺国との非類似性、性格など

 

すると、記事を読んだ友達がLINEでメッセージをくれたんです。 

 

CJごめん、気になって犯罪率調べてみたんだけど。

 

人口あたりの殺人件数、中国韓国よりもフィンランドのほうが多いんだな・・・。

 

 

えっ!うそやろwww

 

 

銃の所持率も、世界3位か4位くらい。

 

 

そうそう、銃の件はそうやねん!でも殺人件数の件ほんまかいな!ちょっと調べてみるわ。笑

 

 

というおもしろすぎるタレコミ。

実際住んでみての体感、そしてイメージ的にフィンランドってかなり平和なので、殺人事件発生率などの数字を調べてみるという発想にすらならなかったんですよ。

ということで、フィンランドの治安、殺人事件発生率について調べてみました!

 

フィンランドの殺人事件発生率、日本の5倍だった!

結論から言うと友人の情報は正しくて、フィンランドの殺人事件発生率は日本の5倍でした。

218カ国の国と地域中、日本は213位(殺人件数395件、人口10万人あたり0.3人。2011年)。一方、フィンランドは163位(殺人件数89件、人口10万人あたり1.6件。2014年)。

なるほど、確かに人口比で5倍の差があります。殺人件数は日本の方が4倍ちょっと多いですが、日本は人口約1億3000万に対し、フィンランドは540万人。人口で約24倍の差があるので、殺人被害者の絶対数が4倍ちょっとしか違わないというのは・・ちょっとイメージと違う。

 

フィンランド・・・実は危なかったの?(汗)

 

と思って、他の国も含めて統計を調べてみることにしました。調査対象国は世界218の国と地域。すると、おもしろい事実が浮かんできたんです。

 

国別殺人事件発生率の統計

1位 ホンジュラス 84.6 5,936 2014年

15位 ブラジル 24.6 50,674 2014年

52位 ロシア 9.5 13,681 2013年

108位 アメリカ 3.9 12,253 2013年

109位 タイ 3.9 2,649 2014年

127位 インド 3.2 41,623 2014年

131位 エストニア 3.1 41 2014年

134位 台湾 3.0 686 2011年

163位 フィンランド 1.6 89 2014年

174位 フランス 1.2 792 2014年

183位 デンマーク 1.0 58 2014年

187位 スウェーデン 0.9 87 2014年

188位 イギリス 0.9 602 2013年

190位 ドイツ 0.9 716 2014年

192位 中国 0.8 11,286 2012年

197位 韓国 0.7 392 2014年

202位 スペイン 0.7 324 2014年

206位 ノルウェー 0.6 29 2014年

213位 日本 0.3 395 2011年

218位 モナコ 0.0 0 2008年

 

218の国と地域中、フィンランド163位、日本213位。フィンランドの殺人事件発生率が日本の5倍と知って驚きましたが、これはどうやらフィンランドが高いのではなく、日本が低すぎるだけというのが真実のようです。

日本の殺人事件発生率は213位ですが、日本より低いのはサンマリノ、モナコ、アンドラなど、せいぜい人口数十万人の国ばかり。日本につぎ214位のシンガポールは人口550万人ですが、それでも日本の24分の1。

人口1億人を超える大国でこれだけ殺人事件発生率が低い日本があまりに平和なだけいうことでガッテンしていただきたいと思います。タイトルで驚かせてすいません。笑

 

なお、北欧諸国のみのリストがこちらになります。

131位 エストニア 3.1 41 2014年

163位 フィンランド 1.6 89 2014年

183位 デンマーク 1.0 58 2014年

187位 スウェーデン 0.9 87 2014年

206位 ノルウェー 0.6 29 2014年

215位 アイスランド 0.3 1 2013年

 

エストニアは隣国なので入れましたが、北欧理事会から参加を断られていることから北欧とは言い難いと思うので、実際は北欧諸国で最も殺人事件発生率が高いのはフィンランドということになります。

ちょっと癪に触る事実ではありますが、163位〜213位の上位対決であるということを思い出して、気持ちを落ち着かせたいと思います。

 

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世界平和度指数の評価

イギリスのエコノミスト紙が24項目にわたって144カ国を対象に分析し、各国や地域がどれくらい平和かを相対的に数値化することを試みた世界平和度指数というものがあります。

こちらによると、2014年の調査対象国162カ国中、フィンランド6位日本8位という結果に。フィンランド、高いですねぇ。日本も負けてはいません。

 

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人口あたりの囚人数

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フィンランド人「なぜ俺達は日本並の犯罪率の低さを実現できないのか」

 

各国の人口10万人あたりの囚人数を比較したグラフを見つけましたので紹介します。

日本とフィンランドは、人口10万人あたりの囚人数がそれぞれ58人、59人。他の欧州諸国との接戦を制し、揃ってナンバーワンツーを獲得しています。

明確なソースがないためこの表をもって何かを断言することはできませんが、ロシアやアメリカが群を抜いており日本と北欧諸国が低いことを考えると、ある程度の傾向として間違ってはいないと思います。

 

銃環境および銃乱射事件について

最後に銃にまつわる話を。実は、フィンランドは世界でも最も銃の所持率が高い国の一つなんです。狩猟が盛んな国であるということも関係しているんでしょうけどね。

 

■市民100人当たり何丁の小火器があるか 国別ランキングTop10
第1位 アメリカ……88.8丁
第2位 イエメン……54.8丁
第3位 スイス……45.7丁
第4位 フィンランド……45.3丁
第5位 セルビア……37.8丁
アメリカは銃を持ち過ぎ!? 銃の民間普及ランキングTop10!

 

また、アメリカほどではないですが、時おり銃乱射事件も発生しています。普段が平和な教育先進国だけあって、発生した際は大ニュースになるようです。

銃乱射事件関連の記事を紹介しますので、興味があったらぜひ読んでみてください。低い殺人事件発生率や囚人率、世界平和指数における高評価のみならず、これも目を背けては通れないフィンランドの本当の姿の一つ。僕自身知らないといけないことですし、フィンランド移住を目指す多くの方に知ってもらいたい真実です。

 

フィンランドで銃乱射、政治家とジャーナリストが死亡 銃規制強まる中で惨劇

フィンランドの銃乱射事件(再び・・・)

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フィンランド銃乱射事件とヘビー・ディープ・エコ思想

フィンランド生徒銃乱射事件と北欧マンセー報道の終息

 

関連: フィンランドの銃規制

 

 

今までフィンランドの治安に言及するときは完全にイメージだけでしゃべってましたが、今回は初めて犯罪や平和度に関する統計を見てみました。

 

その結果、やはりフィンランドは世界的にみても大変安全な国であることはほぼ間違いないと言っていいと思います。

 

 

フィンランド変な人いっぱいいるよ。

 

 

それよく言うね。w まぁ変な人は日本にだっていっぱいいるからね。おれもそのうちの一人(๑•̀ㅂ•́)و✧笑

 

 

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著者プロフィール

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著者:CaptainJack

1985年1月23日京都生まれのプロゲーマー&プロブロガー。妻はかわいくて優しい青い目のフィンランド人(๑•̀ㅂ•́)و✧

『伸びシロとおもシロ』をコンセプトに世界中からワロタをお届けする「JACK HOUSE」を運営。過去最高PV12万、月間収益130万円超のプロブロガー。

テーマはブログ、アフィリエイト、貧困、借金、仕事、人生逆転、海外、恋愛、結婚、スマブラ、e-Sportsなど。

今年の目標は、フィンランド移住時に555万円あった借金を完済し、スマブラDXのプロゲーマーになり、妻と2人でいつでも好きなところに旅に行ける環境を作ること!

好きな言葉は『オッケーイ!』『伸びシロですねぇ!』『日日是好日』『人間万事塞翁が馬』が座右の銘

経歴:

京都にて生誕→ マジメな黒ブチメガネ(小学生)→ ちょっとエッチな本の立ち読みを同級生に見つかりエロガッパを襲名(中学生)→ 自由すぎる校風の私服進学校に入学し盛大に高校デビュー→ 地元の外大入学→ フランス留学→ スマブラDXの世界大会で多数優勝→ ヒッチハイクを極める→ アフリカ大陸縦断→ 京都の超ホワイト大企業島津製作所入社→ MLMディストリビューター→ 顧客のサイコパス詐欺師に騙され個人秘書に→ 殴る蹴るスタンガンの暴力で洗脳→ 1年半に渡り月500時間の無償労働→ 借金680万円→ 歌舞伎町ホスト→ ナンパ師→ 会社設立→ ナンパで妻と出会う→ 派遣社員→ 翻訳者→ 訪問販売→ 妻と出会って1年目の日にフィンランドで結婚(2015年6月)→ フィンランド移住(同年10月)→ プロブロガー(2017年8月)→ 仮想通貨投資家(同年9月) プロゲーマー(同年12月)→ アメリカへ3ヶ月『スマブラ武者修行の旅』へ出発(2018年2〜5月)→ 日本一時帰国(6/1)



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