こんにちは、自称元スマブラDX世界王者のCJ(@Captainjacksan)です。
スマブラとは任天堂のキャラクターと他社のゲストキャラクターが戦う格闘アクションゲーム。マリオ、ピカチュウ、ドンキーコング、そしてソニック、パックマン、ロックマン、リュウ、クラウドなど、総勢58キャラが一堂に会してバトルします。これまですでに5作が発売されていますが、世界で1000万本以上が売れる任天堂の超人気シリーズです。
ぼくは、このゲームで2001〜2008にかけて日米欧の大会で多数優勝してきました。世界中の大会に参加し優勝を総なめにした世界進出のパイオニアであり、特に海外ではレジェンドと呼ばれる存在です。そんなぼくが、ずっと前から将来やりたかったこと。
企業にスポンサーされたプロスマブラーとして、スマブラ現役世界王者の奪還。
今までずっと安定した継続的収入を築こうと努力してきたのは、人生上がって世界中を旅しながらスマブラしたかったから。
ぼくが現役だった10年前と違い、現在では個人スマブラーに企業スポンサーが付き、アメリカと日本ではスマブラだけで生活するプレイヤーすら現れる時代になりました。
アメリカではファンが主催する大会に米国任天堂やAmazon、Twitchなどがスポンサーにつき、エントリー数は1000名を超え、決勝戦の視聴者数は11万人を超える大盛況。その様相は、もはや一大ビッグエンターテインメントです。
日本でも、先日にえとのさんが月給を受け取るフルタイム勤務のスマブラーとなって話題をさらったところ。先日はスマブラDX界初のプロスマブラーaMSa氏のインタビューがファミ通に掲載され、3月23日にはプロスマブラー初の書籍も発売されました。
スマブラWii Uの現役世界王者ZeRoは、2012年にぼくが引退後にパイオニア枠で航空券&参加費無料の招待を受けてアメリカに行ってきた時に、バーガーキングで遭遇しツーショットを求めてきたスマブラ少年。10代の頃から生まれ故郷のチリを離れ、スマブラで成功するため1人アメリカへ。 その決断と努力が実った結果、当時の少年は今やスマブラWii Uの絶対的世界王者と呼ばれる存在に成長しました。
倒したい。
もうそろそろ我慢できなくなってきました。
今や、e-Sportsはレッドブルなど世界規模でスポンサーが存在し、世界のトッププレイヤーは年収1億円以上、日本人でも2000万円以上を稼ぎます。スウェーデン人のイケメンスマブラーLeffenがレッドブルアスリートに登用され、話題になったのは記憶に新しいところ。
嫌味に聞こえるかもしれませんが、ぼくには明らかにスマブラの才能があります。発売から数ヶ月以来1年以上一度もプレイしていなかったにも関わらず、その間大会に出場しながらオンライン対戦やオフ会で腕を磨いていた才能あるスマブラ友達と戦い、そこそこ戦えたのが2月の前半。その時、改めて自分の才能を思い出し、我がことながらこのまま埋もれさせるのはもったいないなと思いました。
世界のトッププレイヤーで英語とフランス語、そして日本語が流暢に話せる者はいないので、その点から見ても企業からスポンサーを受けるのに有利です。スマブラとはエンターテインメント。実力だけでなく、人気やカリスマ性も求められます。(って某ゲームの現役世界チャンピオンが言ってました)
先日ようやくWii U本体を購入し、復帰するよと英語でツイートしたところ、わずか9日で318RT、1033いいねを記録。スマブラ界最大のBBS “Smashboards”からも、インタビュー依頼を受けています。
しかし。
ブログやTwitterで公言していますが、僕には過去に強制労働事件の被害による600万円の借金があります。リアルとの兼ね合いが最大の焦点になりますが、まずはこの最大の問題をなんとかしなければいけません。
特にぼくがほぼやっていなかったXのプレイヤーからすれば、部活に来て調子乗ってるOB笑と思われるところもあるのでしょうが、オフで会った時などはぜひ温かく見守ってもらえれば嬉しいです。徐々に最前線に復帰していきたいと思っています。
あれから10年の時を経た今日、今やスマブラはただの遊びではありません。血がたぎる、あの勝負の世界をもう一度。CJ伝説第2章、伝説的カムバックの始まりです。
2016年3月26日
Captain Jack
現役スマブラWii U世界王者のZeRoと。航空費支給の補助を受け招待枠で参加したAPEX2012にて
APEX2012にて、同じ時代を戦ってきたIsaiとのエキシビジョンマッチ
先日アメリカで行われたスマブラの世界大会、Genesis3。2階席まで満員。決勝戦はリアルタイム映像配信サービスTwitchを経て11万人以上が視聴した。
「Youは何しに日本へ?」で放送された、スマブラのために来日したデンマーク人スマブラー
ファミ通のプロゲーマー特集
aMSa選手の書籍(表紙)
マツコの部屋にプロゲーマーとして出演したにえとの選手
注目が集まった復帰宣言のツイート
参考記事: